テニスの振動止めは必要?効果と付け方|なしも長いタイプも合わなかった私の選び方

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ボールを打った瞬間の「ピーン」という音。振動止めは、ストリング(ガット)の震えをおさえて、この音を小さくする部品です。

私は、振動止めなし、長いタイプ、シンプルなタイプを使ってきました。なしでは振動や音が気になり、長いタイプでは振動が消えすぎました。いまはシンプルなタイプに落ち着いています。振動が消えすぎず、あり過ぎずで、ちょうどいいからです。

この記事では、振動止めの効果、付ける位置、選び方を、私の感覚もまじえてまとめます。

結論:振動止めは「打った感覚」で選べばいい

  • 振動止めが止めるのは、ストリングの細かい震え。変わるのは主に打ったときの音。私の場合は、打った感覚も変わった
  • ラケット本体の揺れは止められない。腕に届く振動は減らなかった、という研究がある
  • 付けてよいのは、ストリングの網目(交差している部分)の外側。ルールで決まっている
  • 私の場合は、なしでも長いタイプでもなく、シンプルなタイプがちょうどよかった

付けるかどうかに正解はありません。自分が打っていて気持ちいいかどうかで決めて大丈夫だと思います。

テニスの振動止めとは

振動止めは、ラケットのストリング(ガット)に付ける、小さくてやわらかい部品です。ボールを打ったときのストリングの震えをおさえて、主に音を変えます。

形は、大きく分けると2つあります。

タイプ形と付け方
シンプルなタイプ小さな1個を、縦のストリング2本の間にはさむ
長いタイプひものように長い。縦のストリング6〜12本ほどにまたがって、編むように通す

私が「シンプルなタイプ」に落ち着いた理由

振動止めなし:振動と音が気になった

振動止めを付けずに打っていたときは、振動や音が気になって、感覚が悪かったです。

同じように、打つたびの音が気になっている人もいると思います。

長いタイプ:振動が消えすぎた

逆に、長いタイプの振動止めを使ったときは、振動が消えすぎて、打った感覚がわかりませんでした。

シンプルなタイプ:ちょうどよかった

いま使っているのは、長いタイプではない、シンプルな振動止めです。私の感覚では、これだと振動が消えすぎず、あり過ぎずで、ちょうどいいです。

どこが「ちょうどいい」かは、人それぞれだと思います。打った感覚が気になっている人は、タイプを変えてみると、違いが分かるかもしれません。

私が使っているタイプの振動止め

キモニー クエークバスター(KVI205)

私が使っているのは、このタイプです。値段はヨドバシで545〜660円でした(2026年10月23日に見た値段です。色によって違います)。通販の値段は、リンク先で確かめてください。

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私にはちょうどよかった、というくらいで受け取ってください。

振動止めの効果:変わるのは主に「音」

振動止めには「肘にやさしい」というイメージがありますよね。

ここで分けて考えたいのが、ストリングの細かい震えと、ラケット本体の揺れです。

  • ストリングの細かい震え:「ピーン」という高い音のもと。振動止めはここをおさえる
  • ラケット本体の揺れ:ラケット全体がゆっくり揺れる、低い振動。握っている腕に伝わる

イギリスのバーミンガム大学が2004年に発表した研究では、振動止めを付けても、前腕に届くラケット本体の振動は減らなかったと報告されています。振動止めはラケット全体に比べて小さすぎて、本体の揺れまでは吸い取れない、という説明です。

研究した人たちは、振動止めが人気なのは、音が変わることと、付けていると安心するという気持ちの面だろう、と書いています。

だからといって、振動止めに意味がないわけではありません。音と打った感覚が変わることが、私にとっては付ける理由になっています。

振動止めの付け方と位置

ルールで付けてよいのは「網目の外側」だけ

国際テニス連盟のルールでは、振動止めはストリングに付けてよいことになっています。ただし、付けられるのはストリングの網目(縦と横が交差している部分)の外側だけです。

網目の外側とは、いちばん下の横ストリングより下(グリップ側)や、いちばん上の横ストリングより上のことです。網目の中のすき間にはさむのは、ルール違反になります。網目の外側に付けていれば、試合でも使えます。

いちばん下の横ストリングより下に付ける

テニス用品店の解説では、シンプルなタイプも長いタイプも、いちばん下(グリップ側)の横ストリングより下に付けるのがすすめられています。

  1. ラケットのグリップ側を手前にして、ストリング面を見る
  2. いちばん下の横ストリングを探す
  3. その下で、縦のストリング2本の間に、振動止めをはさむ(長いタイプは、縦のストリングに編むように通す)

付け方は製品によって少し違うので、まずはパッケージの説明どおりに付けてください。

振動止めはいらない?付けなくてもいい?

付けなくても、ルール上はまったく問題ありません。

振動止めで変わるのは主に音なので、付けないほうが打ちやすい人は、付けなくていいと思います。

私は付けないと音と振動が気になったので、付けています。迷ったら、数百円で買えるシンプルなタイプを1つ買って、付けたときと外したときで打ち比べてみてください。

肘が痛い人は、振動止めだけに頼らない

研究の結果から考えると、振動止めで腕(前腕)に届く振動が減るとは言えなさそうです。

肘の外側が痛むときは、振動止めで何とかしようとせず、休むことや、肘用のサポーターを使うことを考えてみてください。痛みが続くときや、腫れ・しびれがあるときは、無理をせず早めに整形外科で診てもらってください。

私はテニス肘に何度かなっています。そのときのサポーターの使い方は、こちらに書いています。

よくある質問

試合で振動止めを付けてもいい?

はい。ストリングの網目の外側に付けていれば、ルール上問題ありません。

振動止めを付けると、ボールは飛ばなくなる?

ボールの飛びが変わるかどうかは、確かなことが言えません。

まとめ:振動が「消えすぎず、あり過ぎず」になる1つを見つける

  • 振動止めで変わるのは主に音。ラケット本体の揺れは止められない
  • 付けてよいのは網目の外側。いちばん下の横ストリングより下がすすめられている
  • 私の場合は、シンプルなタイプだと振動が消えすぎず、あり過ぎずで、ちょうどよかった

ラケットまわりの手入れは、こちらにまとめています。

ラケットそのものを見直したい人は、こちらもどうぞ。

参考:University of Birmingham「Researchers question racket science」(英語のページ)/ITF『Rules of Tennis』規則4(ラケット)ケース3(英語のPDF)/Tennis Warehouse「What is a vibration dampener?」(英語のページ)