こんにちは、龍村マサです。
今日はダブルスのサーブについてお話しします。
私自身テニス歴は20年あり、部活動の指導経験もあります。
部活の指導では初心者でけのチームを1年で県3位まで指導した経験もあります。
あなたの『テニスの試合で勝利』『テニスを考える力の向上』につながる発信をしています。
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今回の記事を見ることであなたのダブルスでのサービスキープ率の向上、ダブルスでの戦いかたの一つを学ぶことが出来ます。
最後まで見ていただければ幸いです。
ペアがポーチに出やすいサーブを打とう
今回の内容の結論を先に伝えるなら『ペアがポーチに出やすいサーブを打とう』です。
以前私がしたツイートも紹介します。
これについて深掘りをしていきながら、本日はお話をします。
Q.あなたのサーブはペアがポーチに出やすいサーブですか?
あなたの答えはいかがでしょうか?
速いサーブはポイントにもつながる確率が高く、それだけで試合を有利に進める武器の一つになります。
ですが、もし相手のレベルが同じ以上で、そのサーブをしっかりリターンできる場合は速いリターンが返ってきます。
このリターンにあなたのペアはついてこれますか?
もちろん速いリターンが返ってきたあとはラリーのスピードも早くなりがちなので、ラリー中にペアがポーチに出れるかというのも大事です。
あなたが速いサーブを打てるのにキープできないことが多い場合はここを考えてみましょう。
2人であることを活かそう
ここで気をつけていただきたいのはポーチに出れないことで、ペアを責めないことです。
プレースタイル、運動神経、反応速度は人それぞれです。
あなたが速いサーブ、速いストロークが打ててもペアも同じことが出来るとは限りません。
同じを求めてはいけません。
逆も同じです。
自分のサーブが速くない場合は、サーブが速くないからポーチに出れないのは当たり前で終わらせてはいけません!
どうしたらポーチに出れるかをペアと考えましょう。
ここでポーチにこだわるのは、
【ポーチがダブルスであることを1番活かせること】
だからです。
あなたが良いサーブを打ってもリターンが返ってきます。
その返ってきた球を
『あなたがもう一度攻めて決める』
それよりも、
『あなたが打つ前に最初から前に詰めて攻めやすいポジションにいるペアが決める』
この方が楽に良い形でポイントが取れます。
どんなサーブがポーチに出やすいのか
ではダブルスであることを活かすには、どんなサーブが良いのでしょうか?
最初に速いサーブのことを言いましたが、ペアが速い展開が得意で、ポーチに出ることが出来るなら速いサーブのままでももちろん大丈夫です。
ここで気をつける点は
①スピード
②コース
③相手の特徴
の3点です。
この3点が大事であり、
何よりこの情報をペアと共有できているかが、大事です。
①スピード
①のスピードはすでに解説しましたが、さらにプラスするならば、ペアがこれから打つサーブのスピードを理解しているかも大事です。
試合中のサーブの緩急。
急に速いサーブを打つことで相手のタイミングをズラしてポイントにつなげる。
この時にペアにサーブのスピードが変わることを伝えましょう。
そうすることでタイミングをズラした結果生まれるチャンスに対して、ペアはすでにそれが起きることを分かっているので、より確実にチャンスボールを決めてくれます。
もし分かっていなければ、急に速いサーブを打つと相手も驚きますが、ペアも驚きます。
驚いた分、反応が遅れボレーをミスしては勿体ないだけです。
②コース ③相手の特徴
ダブルスでポーチに出やすいコースの基本としては、まずセンターが出てきます。
リターンに角度がつきにくいので、ポーチをしやすいです。
その次にバックがきます。
フォアに比べて威力ないことが多く、苦手な人も多いからです。
そして上の2つ知った上で見るべきは相手の特徴です。
・フォアとバックどちらが苦手か?
・威力のあるサーブに対してフォアの方がスライスでリターンをしやすいか?
・ボディへのサーブはフォアとバックどちらに回り込みやすいか、又は苦手か?
・ワイドへのサーブのリターンをストレートに打つ確率が高いか?
など様々なリターンの特徴があります。
この情報を試合中や相手の試合を事前に見て見極め、ペアと共有しましょう。
それによって、サービスゲームの作戦を立てることができ、ポーチからの得点につなげることが出来ます。
前にいるペアもナイスサーブに応える
もちろん、前にいるペアもサーバーのナイスサーブに応えましょう。
緊張する試合の中、頑張って良いファーストサーブを入れているので、ポーチを決めて楽をさせてあげましょう。
良いサーブを打ってポイントにつながらなければ、サーバーは精神的にも疲れてしまいます。
お互いが補いあってこそのダブルスです。
『ファーストサーブを入れてくれたら、ポーチに出る』
最初は難しいかもしれませんが、頑張ってポーチに出てみましょう。
注)良いファーストサーブは速いサーブという意味ではなく、ここまでお話しした、スピードやコースなど考えた結果打ったサーブのことです。
結論
『速いサーブがナイスサーブペアがポーチに出やすいサーブとは限らない』
『ペアにあったスピードを見つける』
『相手の情報を見極て、ペアと共有』
『前衛もペアのナイスサーブに応える』
ここが今回のお話の大事なところです。
そしてこれらを考えてプレーをすればリターン側にサーブは取りにくいし、前衛が決めてくるからリターンがやりにくいとプレッシャーがかかります。
ここであなたの速いサーブを入れましょう!
もちろんペアに事前に伝えましょう。
こうすることであなたの速いサーブはより活かせます。
今回のお話があなたの勝利につながれば幸いです。
ここまで見て頂きありがとうございました!