『考えてプレーすれば成長できる』
テニスが上手い人は考えてプレーをしているとよく聞きます。私も考えることは大事だと思います。
とはいえ
考えているけど成長出来ない・・・
何を考えたら良いか分からない・・・
という方も多いと思います。
そこでこの記事では考えてプレーすることのお悩みを、元テニス部顧問の視点から解決します。
私は1年間で初心者だけのチームを団体戦で県3位まで成長させた経験もあります。
Twitterでも毎日テニスの事を発信しているので、良かったらそちらもフォローをよろしくお願いします。
具体的には
①なぜ考えた方が良いのか?
②考えるときのアドバイス
③考えるときの例
の順番に紹介していきます。
この記事を読むことで、あなたがプレーで考えることが変わり、成長につながります。
3分で読める記事となっていますので、まずはご一読を!
①なぜ考えた方が良いのか?
ここではまず2人のラリーについて紹介します。
2人をAさん(中級者)とBさん(上級者)としまして、ラリー中に考えていることを例にします。
Aさん(中級者)
自分が打ったボールを相手が返球してくる
これに対して
・トップスピンとスライスどっちで返そうかな?
・これはトップスピンで打とう
・普通に打つか、バコる(強く打つ)かな?
・よし、ここはバコろう!
Bさん(上級者)
自分が打ったボールを相手が返球してくる
これに対して
・相手が打つまでは自分のリズムでステップ
・相手の打ち方からどこに打ってくるかなと予測しながら、スプリットステップ
・ひとつ前の自分の打った球ではまだ攻めれていない、次はバックの高い打点で打たせよう
・高い打点で打たせるためにトップスピンの回転量を多めで、少し弾道を高くしよう
・回転量を多くするために少しラケットヘッドを下げて、しっかりとこすろう
・予定通りのボールが打てた、浅い球が返って来たらアプローチを打って前に出よう
2人の違いはいかがでしたか?
例ではありますが、Bさんの方が一つのボールを打つために考えている量は多いです。
ラリーをする中で、
Aさんは来たボールをどう打とうかと考えて打っている
Bさんは前後の展開やリズム、打ち方、打ちたいボールの種類を深く考えて打っています。
中級と上級で分けましたが、客観的に見て同じ時間をこの2人が練習をして、どちらの方が成長できるかといえば、Bさんになります。
同じ100球を練習するのであれば、
ただ100球打つよりも、考えて100球打つ方が成長出来ます。
成長はもちろんですし、展開や自分がどうしたいかを考えていることでプレーの動きにも影響は出ます。
上手い人が考えてプレーをするというのはこうのように考えてプレーをしているから成長出来る、プレーも良いプレーにつながるのだと思います。
②考えるときのアドバイス
考えるときに意識することは【具体的に考える】です。
考えることが抽象的な場合、実際はどうすべきかのイメージが出来てなく気持ちばかりとなって行動に移せないことがあります。
『足を動かす』も何を意識して動かすか、こうしようと考えることが大事です。
どう動かすかのイメージがあれば良いですが、それがなかったら気持ちだけになってしまします。
③具体的に考えることの例
以前こんなツイートをしました。
『足を動かそう』からもう一つ踏み込んで具体的にどうするかを考えましょう。
足を動かそう
↓具体的に
・相手が打つタイミングに合わせてステップを踏もう
・スプリットステップを踏む前も自分のリズムでステップをしよう
・イメージは〇〇さんや〇〇選手で真似をしよう
ただ『足を動かそう』と考えるより、このように具体的にイメージを作っていけばどう行動すべきかまで考えることが出来ます。
まとめ
上手い人は具体的に多くのことを考えているので、強いうえに成長も出来ます。
いきなり多くのことを考えるのは難しいですが、まずは練習中に何か一つだけ具体的に考えて練習をしてみましょう。
それを続けていくことで考えることが当たり前となり、考えることが出来る量も増えていきます。
練習中や練習以外のちょっとした時間に考えてみましょう。
具体的に考えていくことであなたのプレーは成長出来ます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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